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アンチエイジング治療ブログ

人生100年時代を見据えたこれからのアンチエイジング

私は泌尿器科専門医として現在まで長年診療を続けてまいりましたが、泌尿器科領域は比較的高齢の患者さんが多く、身体の機能的・体力的衰えやEDを訴えられる患者さんも多くいらっしゃいます。男女問わず、年齢を重ねることに伴う身体機能の低下は、生活の質(QOL)に直結する本質的な悩みです。日本人の平均寿命は世界一位の長さですが、今後も伸びていくと考えられ、人生100年時代を見据えた人生設計が必要になっていくでしょう。しかしながら単に平均寿命が伸びても健康寿命が延びないと意味がありません。健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいますが、厚労省の資料では2019年の平均寿命は男性が81.4歳、女性が87.45歳である一方、健康寿命は男性が72.7歳、女性が75.38歳と報告されています。平均寿命と健康寿命の差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しますが、この期間が長いと、医療費や介護費の負担が大きくなりQOLの低下も懸念されます。健康的な食習慣や適度な運動など、個々人が努力していくことは基本的な対策として大切ですが、なかなか限界があることも事実でしょう。健康的に自立した生活を維持し人生を有意義に楽しめるよう身体機能を維持したいと誰しもが思うところです。

そのような思いに医療で解決出来ることがあるか改めて考えますと、予防医学の考え方もありますが、現実的には高血圧や糖尿病、メタボなど生活習慣病に対して薬の投与が一般的です。自分なりに様々な情報に触れる中で、ただ薬を処方し続けることだけでなく、アンチエイジングの観点からより根本的な身体機能の改善・若返りを考えるようになりました。世の中には「若返り」を謳う様々なサプリや点滴、美容医療がありますが、それらがどれだけ実質的に効果のあるものか本質的に理解することは容易ではなく時間を要します。多くの選択枝から取捨選択することはなかなか大変ではありますが、保健医療の枠組みを超えて視野を広げて学ぶ中で、いくつか自分の考えに合致する治療に出会うようになりました。

当院で採用しているFotonaレーザーやスターフォーマーによる治療もその一環ですが、これからも私自身が良いと思える治療を当院でも提供していきたいと考えております。

近年注目されている治療として、乳歯歯髄幹細胞培養上清(SGF)があります。様々な疾患や身体の若返りに効果が期待され、実際に多くの効果が報告されていますし、さらに発展進化していく領域だと思われます。

新しい再生医療・修復医療を取入れながら、皆さまの健康的な人生をサポートしていきたいと考えております。

「SGF」治療について

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