頻尿・尿失禁でお困りの方へ
こんな症状の時はご相談ください
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突然トイレに行きたくなり、
我慢が出来ない。 -
咳やくしゃみ等、お腹に力が入ると漏らしてしまう事がある。
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水分を多く取っていないのにお手洗いが近くて困る。
ボトックス膀胱壁内注入治療について
当院では、2020年6月より難治性過活動膀胱、神経因性膀胱に対するボツリヌス毒素膀胱壁内注射療法を開始致しました。
過活動膀胱は、切迫性の尿失禁や尿意切迫感、頻尿などの症状を認めます。国内では40歳以上の日本人の12.4%(8人に1人)が過活動膀胱の症状を持つといわれております。内服治療が中心ですが、効果が不十分、口渇、便秘などの副作用のため継続できない場合もあります。
尿失禁、頻尿の新しい治療法として、ボトックス膀胱壁内注入治療が保険適応となりました。当院では薬の内服で治療が困難な難治性の過活動膀胱に対して、ボトックス療法を考慮いたします。
日帰りでの治療が可能で、一回の投与で治療効果は約6~9ヶ月持続すると考えられます。効果が減弱した場合も3ヶ月以上間隔を空けて繰り返し治療が出来ます。
日帰り治療の流れ
膀胱内に麻酔薬を注入して膀胱内の麻酔を行った後に、軟性の膀胱鏡を挿入して膀胱の筋肉に細い針でボツリヌス毒素を20箇所~30箇所注入します。
過活動膀胱では20箇所、神経因性膀胱では30箇所に分けて注射します。治療時間は麻酔も含めて20~30分程度です。
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Step01受付〜準備 20分〜30分
- 治療室でお着替え後、処置用ベッドに寝ていただきます。
- 痛み止めの座薬を使用します。
- 細いカテーテルを膀胱内まで挿入し、膀胱を空にしてから麻酔薬を膀胱内へ注入します。
約15分おき、膀胱粘膜に麻酔を行います。
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Step02施術 5分〜10分
- 再び膀胱内へ細いカテーテルを挿入し、麻酔薬を排出した後、軟性(柔らかい)膀胱鏡を挿入し、膀胱内を観察します。150ml程度の生理食塩液を注入して膀胱を適度に膨らませます。
- 膀胱の粘膜にボトックスを注入していきます。基本的には、20カ所に注入を行います。ボトックスの注入時間は5分程度です。
- 膀胱鏡を抜去し、治療は終了です。
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Step03術後 10分〜30分
- お着替えいただいた後、排尿して残尿量の測定をエコー検査で行います。
- 血尿の程度や排尿状態を確認して終了です。
排尿困難感が強い場合は導尿を行います。
定期的な外来通院で経過を診ます。
ボトックスの効果は、2、3日〜1週間前後で効果が現れます。
ボトックス治療後
ボトックス治療直後は血尿、排尿時痛を自覚することがありますが、通常は2~3日以内に改善します。また、一次的に排尿が困難となり導尿が必要になることもあります。
また、膀胱炎症状を起こすこともありますので、抗菌薬を内服していただきます。
治療の効果が現れるのは2~3日程度から1~2週間以内で、効果の持続期間は6〜9ヶ月程度と報告されています。1回目の効果が不十分な場合でも3ヶ月空けて2回目の治療をすることで症状が改善する事もあります。
治療後は定期的な通院で経過を診させていただき、排尿状態や残尿の程度、アンケートによる評価を行います。