おねしょや男の子の性器のことでお悩みの方は、
まずはご相談にいらして頂ければと思います。
症状から病気を知る
おねしょが治らなくて心配
- 夜尿症
-
夜尿症、つまり“おねしょ”は治療できる病気だとういう認識が必要です。
夜尿症は、5歳以上で、1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続くものと定義されています。罹患率は5歳で15%、7歳で10%、10歳で5%、中学生で2~3%と言われていますが、実際に治療を受けているお子さんは患児の6~7%に過ぎないという報告もあります。
普段から劣等感を感じたり、学校の宿泊行事に安心して参加できないことは自尊心を低下させ、学校生活を楽しく過ごせない一因になってしまいます。
治療の開始は早いほうが良いと言われており、10歳未満で治療を開始すると、2年以内に8割以上改善すると報告されています。学校生活を考えますと、7、8歳前後までには治療を開始することが望ましいと思われます。
治療は、生活習慣や排尿習慣の改善を行いつつ、夜間の尿量を減らす薬などを使いながら経過を診ていきます。- 水分は日中にしっかり摂り、夕食時は少なめ(200ml程度)にして、寝るまで3時間はあける
- 塩辛いスナックや甘いジュース、カフェインを含む飲料や炭酸系飲料を控える
- 便秘を解消する
などがポイントです。
本人だけではなく、保護者の協力も大変重要になりますし、積極的に治療に取り組む気持ちも大切です。
おちんちんが赤く腫れて痛い
- 包皮炎
- おちんちんの包皮の内側に細菌が感染して赤く腫れたり、白い膿が出て痛がる症状を包皮炎といいます。
抗生物質の内服で改善しますが、日頃からお風呂でやさしく洗うことが大切です。洗うときは無理に引っ張って剥くようなことはしないでください。傷が付くと炎症で癒着してしまう原因になります。包皮炎を繰り返す場合は、包茎に対する手術を行うこともあります。 - 子供の包茎について
- 生まれてきた赤ちゃんのおちんちんは、亀頭部全体が包皮に覆われていて包茎の状態になっていることが普通です。包皮を引っ張って剥くと自然に亀頭が見えることもありますが、包皮の先が狭く、まったく剥けない真性包茎であることも少なくありません。小さい頃に包茎でも、12歳から15歳くらいまでには包皮が完全に剥けるようになります。ただし、包皮の先が極端に狭く成長とともに広がっていかないような場合は、包茎の手術を行うこともあります。
包皮の先が狭くまったく亀頭が見えない様な場合は、ステロイド軟膏を塗布することで皮膚が伸びてだんだん剥けるようになります。だいたい1ヶ月くらいで剥けてくるので、その後は毎日のお風呂や排尿時に無理しない程度に軽く引っ張ってあげると包茎は改善してきます。無理に剥くと、元に戻らなくなり陥頓(かんとん)包茎となり腫れあがって痛くなったり、傷が付いて炎症を起こすと硬く癒着してしまう原因になりますので注意が必要です。 - 恥垢(ちこう)について
- 子供のおちんちんの包皮をよく見ると、皮膚の下に黄色い脂肪のような塊が見えることがあります。これは恥垢とよばれ、包皮と亀頭の間に分泌物がたまったものです。包皮の癒着を自然に剥がす作用があり、成長とともに排出されます。