BLOG

カテゴリー:

ブログ

2023年を迎えて

新年明けましておめでとうございます。

2020年9月に皆川クリニックを開院し、早くも2年と3カ月が過ぎました。前身の水野医院を引き継いだころは皮膚科の患者さんが9割以上でしたが、泌尿器科の患者さんも徐々に増え4割以上となってきました。開院後新規の患者さんは6500人を超え、少しずつ皆さまに認知していただけるようなクリニックになってきたと実感しております。本当にありがとうございます。患者さんが増えてきたことは大変有難く感じている一方、お待たせする時間が長くなることが申し訳なく、なんとか効率よく診療できるようスタッフと定期的に意見交換を続けております。

ところで、開院した2020年といえば、中国武漢から始まったコロナ禍の影響でTOKYO2020が延期され、日常生活が大きく変わってしまった年でした。当院でもどのように対応していくか、日々スタッフと悩みながら対策を講じてやってまいりました。当院の物理的構造上、いわゆる3密にならないよう完全に制御することは難しい状況でしたが、長年通われている患者さんに通院を制限していただくことは申し訳ないという思いもあり、できる限り今まで通りの診療を続けてまいりました。

ふと世界を見るとほとんどの国々はコロナ禍からほぼ開放され、マスクも外し日常を取り戻している映像をよく見ます。大谷選手のメジャーリーグやサッカーワールドカップの映像でも、コロナ以前と同様に熱狂する人々が映し出されていました。なぜ日本はいまだほぼ全ての人々がマスク生活をしているのか、不思議でなりません。外を歩いていると99%の人はマスクをしています。対応の遅い日本政府ですら、屋外でマスクは必要無いと示していながら、同調意識というべきか、マスク生活に慣れすぎてしまったためか、まだまだマスクを外す勇気が持てないのだと思います。日本は素晴らしい国ですが、一度決めたことを変えるのが不得手で、逆に世界の流れから取り残されるのではと心配になります。今となっては日本の週間コロナ感染者数は世界最多を示しています。ワクチンの接種率が世界最高峰でありながら感染者数も正解最高峰、この矛盾をどう考えるべきか。そもそもPCR陽性者を感染者と扱うことが間違っており、PCRをやり過ぎなことや、2類感染症から外さないことなどさまざまな課題が残されていると思います・・と、思うところは切りがありませんが、情報のあふれるネット社会においては何が正しいのか、間違っているのかを取捨選択し読み取ることは、個人個人に委ねられています。私自身、まだはっきりと正確な情報を把握できているとは思いませんが、受け身ではいけないなと感じております。

2023年は、はたしてどうなるのか、このままコロナ禍から解放されていくのか、あるいはまた新たな致死性の高いウイルスが日本にやってくるのか予断は許されない状況でしょう。ただし、活動を制限するだけではなく徐々に日常を取り戻しつつ適切な対応を心がけ、1人1人が行動に示して努力していく必用はあると思います。

この3年間で様々な経験を積みましたので、それを生かしていざという時どうするか、そして状況が変われば臨機応変に対応し回復に努めていくことがこれから大切になると思います。日本全体が良い方向へ向くよう願っております。

今年も少しずつ新たな試みを導入しながら、皆川クリニックを訪れる皆さまのお悩みを少しでも解決していけるよう努めてまいります。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

院長 皆川真吾

ページトップへ

TOP